壊れた車を売る方法|故障車でも高く売るための完全ガイド

「エンジンが動かなくなってしまった」「事故で大きな傷がついてしまった」「故障で修理費用が高額になりそう」

そんな壊れた車をどうすればいいか悩んでいませんか?実は、故障している車でも、売ることは十分可能です。

本記事では、壊れた車を少しでも高く売るための方法から、適切な買取業者の選び方まで、編集部の実体験を交えながら詳しく解説します。

壊れた車でも売れる3つの理由

1. ほとんどの故障は修理可能である

ほとんどの故障は修理可能であるため、買取業者は修理後に中古車として再販することができます。車は約3万個の部品から構成されており、故障箇所を特定して修理すれば、多くの場合は機能を回復できます。

編集部スタッフAの体験談:「私の愛車はエアコンが故障していましたが、買取査定では『修理費用を差し引いても十分な価値がある』と言われ、想定以上の価格で買い取ってもらえました」

2. 海外での需要が高い

海外での需要が高いため、国内では価値が低い故障車でも、海外輸出向けとして買取可能です。特に日本車は品質への信頼が厚く、多少の故障があっても海外では人気があります。

3. 部品取りや資源としての価値

部品取りや資源回収をすることができるため、動かない車でも価値があります。使える部品は中古パーツとして販売され、残りは鉄などの資源として再利用されます。

故障の程度別|買取相場の目安

軽度の故障車の買取相場

故障内容買取価格への影響具体例
灯火類切れほぼ影響なし灯火類の故障は、基本的には電球の交換だけで済む場合が多いため、部品代や交換の作業工賃は安く済みます
バッテリー上がり5,000円~1万円程度の減額バッテリー交換費用分が査定から差し引かれる
エアコン故障2万円~5万円程度の減額修理の複雑さによって幅がある
小さな傷・へこみ1万円~3万円程度の減額場所や大きさによって変動

重度の故障車の買取相場

故障内容買取価格への影響対処法
エンジン故障大幅な減額対象になりやすい廃車買取専門業者への相談を推奨
フレーム損傷通常買取価格の20%~50%程度に下落一般的に、通常の中古車市場価値の20%から50%程度に落ちることが多い
水没車大幅減額または買取不可廃車買取業者なら買取可能な場合も

編集部調査によると、市場価値が100万円の車がエンジン故障をしている場合、買取価格は20万円から50万円程度が見込まれます。

壊れた車を高く売る5つのポイント

1. 修理せずにそのまま査定に出す

売る側が自分で修理工場に持ち込むよりも、買取業者は自社工場もしくは提携工場で安く修理することが可能です。そのため、車は修理しないでそのまま買取に出したほうが良いとされています。

編集部の見解:「修理費用と買取価格アップ分を比較すると、ほとんどの場合は修理しない方がお得です。ただし、簡単に直せる小傷なら、市販の補修キットで対処するのもアリです」

2. 複数の買取業者で査定を受ける

故障車の査定は業者によって大きく異なります。特に以下の3タイプの業者で査定を受けることをおすすめします:

中古車買取業者

  • 軽度の故障車向け
  • 修理後の再販を前提とした査定
  • 人気車種なら高額査定の可能性

廃車買取専門業者

  • 重度の故障車・不動車向け
  • 不動になった故障車となると、手間や費用面が心配になってなかなか踏み出せない方も多いでしょうが、廃車買取専門業者なら無料で引き取り可能
  • 部品取りや資源回収での利益を見込んだ査定

一括査定サービス

  • 複数業者の査定を一度に比較可能
  • 競合により査定額アップの可能性
  • 手間を省きたい方におすすめ

3. 故障を隠さない

絶対に故障を隠して査定に出してはいけません。たとえ故障を隠したとしても、かなりの高確率でバレてしまうのはもちろんのこと、最悪の場合は買取を拒否されてしまうこともあります。

また、告知義務違反をすると、瑕疵担保責任を売主が負います。後々トラブルになる可能性があるため、必ず正直に申告しましょう。

4. 必要書類を事前に準備する

スムーズな売却のために、以下の書類を準備しておきましょう:

普通車の場合

  • 車検証
  • 自賠責保険証明書
  • 印鑑証明書(発行から3ヶ月以内)
  • 実印
  • リサイクル券

軽自動車の場合

  • 車検証
  • 自賠責保険証明書
  • 印鑑(認印可)
  • リサイクル券

5. 早めに売却する

走行距離が長く、年式が古いというだけでも、価値は落ち消費者からの需要が下がります。故障車は特に価値の下落が早いため、売却を決めたら早めに行動することが大切です。

故障車買取でよくあるトラブルと対処法

トラブル1:査定後の減額

対処法:契約前に「査定後の減額はしない」という条件を確認し、書面に残す

トラブル2:レッカー代の請求

対処法:事前に引き取り費用が無料かどうか確認する。多くの廃車買取業者は無料引き取りを実施

トラブル3:還付金の説明がない

対処法:自動車税や自賠責保険の還付について、事前に確認する

編集部からのアドバイス:「特に廃車買取の場合、還付金を含めた総額で比較することが重要です。買取価格は0円でも、還付金で数万円戻ってくることもあります」

状況別|おすすめの売却方法

ケース1:まだ走行可能な故障車

おすすめ:中古車買取業者または一括査定サービス

軽度の故障で走行に支障がない場合は、通常の中古車買取で対応可能です。複数社で査定を受けて、最高額を提示した業者に売却しましょう。

ケース2:不動車・重度の故障車

おすすめ:廃車買取専門業者

どんな車でも0円以上で買取すると謳っている「ハイシャル」。全国で廃車買取を実施しています。このような廃車買取専門業者なら、レッカー代も無料で対応してもらえます。

ケース3:事故で大破した車

おすすめ:事故車買取専門業者

事故車専門の買取業者は、海外輸出ルートを持っているため、国内では価値がない車でも買取可能な場合があります。

廃車手続きについて

壊れた車を廃車にする場合、以下の手続きが必要です:

永久抹消登録(普通車)/ 解体返納(軽自動車)

車を解体して二度と使用しない場合の手続きです。

必要なもの

  • ナンバープレート(前後2枚)
  • 車検証
  • 印鑑証明書(普通車のみ)
  • 実印(普通車)または認印(軽自動車)
  • 移動報告番号(解体業者から受け取る)

自動車検査証には「Aタイプ」「Bタイプ」の2つのタイプがございます。Bタイプの場合には、備考欄に所有者の情報が記録されていますので、事前に確認しておきましょう。

一時抹消登録(普通車)/ 一時使用中止(軽自動車)

一時的に使用を中止する場合の手続きです。将来的に再使用する可能性がある場合に選択します。

編集部が選ぶ|故障車買取のおすすめ業者

1位:カーネクスト

  • 全国対応で引き取り無料
  • 故障車や事故車、車検切れの車でも、カーネクストなら原則0円以上で買取可能
  • 廃車手続き代行も無料

2位:ハイシャル

  • 年中無休で対応
  • どんな車でも0円以上買取を保証
  • 還付金の手続きもサポート

3位:廃車本舗

  • 自社でリサイクル工場を保有
  • 高価買取が期待できる
  • 知識豊富なスタッフがサポート

まとめ|壊れた車でも諦めずに査定を

壊れた車でも、適切な買取業者を選べば売却は可能です。重要なのは以下の3点です:

  1. 修理せずにそのまま査定に出す
  2. 複数の業者で査定を受ける
  3. 故障を正直に申告する

編集部の調査では、「廃車にするしかない」と思っていた車でも、実際には数万円~数十万円で買い取ってもらえたケースが多数ありました。

処分費用を払うことを考えれば、たとえ買取価格が低くても、無料で引き取ってもらえるだけでもメリットは大きいはずです。まずは無料査定から始めてみてはいかがでしょうか。


免責事項 本記事の情報は2025年7月時点のものです。買取相場や手続き方法は変更される可能性がありますので、最新情報は各業者にご確認ください。